〜前略〜
これまで、iOSでは映像/音楽の配信アプリ、ニュース配信アプリ、そしてオンラインストレージなどのクラウドサービス用のアプリでしか月額課金を行わないという開発者向けルールがあった。
しかし、今回の変更により、実質的にこうしたジャンルによる縛りがなくなり、ゲームなどほとんどのカテゴリーの製品で月額課金ビジネスの展開が可能になる。
〜中略〜
定額課金を開始した初年度は、従来通りの70:30の分配となるが、2年目以降もユーザーが定額課金での利用を続けた場合は比率が85:15(つまり、開発者は売り上げの85%を得られる)に変わるという。
〜中略〜
Appleは、1つのアプリ内で異なるグレードのサービスを用意し、グレードごとに別の価格を設定することも想定している。
例えば、毎月120円を支払えば特定の機能は使えるが、より専門的な機能も使いたい人は毎月240円を、全機能を使いたい場合は毎月600円を支払う、といった具合だ。
〜中略〜
突然の課金料改定が起きた場合には、必ずユーザーに通知が行く仕組みを設け、万が一、ユーザーが新料金を受け入れも、拒みもしない(つまり無反応)な場合には、定額課金がそこで停止するようにサービスを設計するという。
この他にも、記事内にはアプリ審査の時間短縮、App Storeの改善等もあります。
非常に長いので、全文は下記リンク先でどうぞ
→App Storeに加えられる3つの改善――林信行がフィル・シラーにインタビュー (1/3)
「月額課金」がゲームでも解禁、さらに継続年数で運営会社の取り分が15%も増えるとなると、いろんなゲームアプリで「月額課金」を導入してくる気がします。
かなりざっくりな例えですが、
現状、魔法石30個が2,000円。
appleとガンホーの取り分は
apple:600円
ガンホー:1,400円
これを月額課金だとして、月額課金したユーザーが2年目に入ると
appleとガンホーの取り分は
apple:300円
ガンホー:1,700円
に変わります。
ただ、魔法石30個2000円のままで月額課金する人は少ないと思うので、
例えば月額課金で魔法石30個1800円に設定すると、
appleとガンホーの取り分は
■1年目
apple:540円
ガンホー:1,260円
※ガンホーの取り分はこれまでの2,000円と比べて1年で-1,680円。
■2年目
apple:270円
ガンホー:1,530円
※ガンホーの取り分はこれまで2,000円と比べて1年で+1,560円。
月額課金で魔法石30個1,800円にした場合、黒字化するには1ユーザーが25ヶ月間継続する必要があります。
それ以降は、ユーザーが月額課金を解除しないかぎり、これまでと比べるとどんどんプラスに。
こんな感じで長期的に見れば、今までよりも売上があがる可能性が発生するので、各社月額課金システムを導入するようになるのではないでしょうか。
記事を読むと、月額課金は複数設定可能との事なのでいくつかのパターンが用意されそう。1,800円が高ければ500円とか。
« 前の記事へ | │HOME│ | 次の記事へ » |
記事へのコメント
1:名無しのまとぷらさん 2016年6月9日17:46 ID:MTczMjM5M
拝金主義のガンホーが食いつきそうだわ
2:名無しのまとぷらさん 2016年6月9日17:50 ID:MTg1Njg0M
結果的に魔法石が安く手に入るならユーザーにも利益あるな
3:名無しのまとぷらさん 2016年6月9日18:00 ID:MjAyMDE3M
ゲームアプリで2年も継続課金しないと制作側の利益増えないってキツイんじゃない?石の単価下げないならやらないよりはマシかもしれないけど
4:名無しのまとぷらさん 2016年6月9日18:21 ID:MTcwODE2M
ガンホーは現にROでこれやってるからなw
月額課金+アイテム課金のハイブリッドw
クズすぎるわ。
5:名無しのまとぷらさん 2016年6月9日21:01 ID:MjMyMjYzO
ようやく闇金程度の搾取になるわけか
6:名無しのまとぷらさん 2016年6月10日15:06 ID:MjExNzY3M
ガンホー 林檎「利益ニッコリ」