『古事記』では闇御津羽神(クラミツハノカミ)、『日本書紀』では闇罔象神(クラミツハ)と表記する。

日本神話では、神産みにおいて、伊弉諾尊(イザナギ)が軻遇突智命(カグツチ)を斬り殺した際に生まれたとしている。

『古事記』及び『日本書紀』の一書では、御刀の柄に溜まった血が、指の間から漏れ出て、闇淤加美神（くらおかみのかみ）とともに闇御津羽神(クラミツハノカミ)が生まれ、『日本書紀』の一書では迦具土神を斬って生じた三柱の神のうちの一柱が高龗神（たかおかみのかみ）であるとしている。

また、別の一書では闇山祇（くらやまつみ）を加えた三柱神が生まれている。

闇龗神(やみおかみのかみ)や高龗神(たかおかみのかみ)同様に、龍神である。
龍は水や雨を司る神として崇敬される。
その為、闇罔象神は祈雨（きう）、止雨（しう）、灌漑の神、井戸の神として信仰されている。

※一部、読み仮名を追加してあります。

とのこと。

生まれ軽く解説すると、
イザナミが神産みでカグツチを産んだ際に火傷し、それが元となり死んでしまうのですが、それにキレたイザナギがカグツチを殺してしまいます。

その時に流れた血や、カグツチの遺体から新たな神が誕生。
※下記

『古事記』によれば、カグツチの血から、以下の神々が生まれた。

1. 石折神（いはさくのかみ）
2. 根折神（ねさくのかみ）
3. 石筒之男神（いはつつのをのかみ）

以上三柱の神は、十拳剣の先端からの血が岩石に落ちて生成された神々である。

4. 甕速日神（みかはやひのかみ）
5. 樋速日神（ひはやひのかみ）
6. 建御雷之男神（たけみかづちのをのかみ）

建御雷之男神の
別名は、建布都神（たけふつのかみ）
別名は、豊布都神（とよふつのかみ）
以上三柱の神は、十拳剣の刀身の根本からの血が岩石に落ちて生成された神々である。

7. 闇淤加美神（くらおかみのかみ）
8. 闇御津羽神（くらみつはのかみ）

以上二柱の神は、十拳剣の柄からの血より生成された神々である。
また、カグツチの死体から、以下の神々が生まれた。

9. 正鹿山津見神（まさかやまつみのかみ、迦具土神の頭から生まれる）
10. 淤縢山津見神（おどやまつみのかみ、迦具土神の胸から生まれる）
11. 奥山津見神（おくやまつみのかみ、迦具土神の腹から生まれる）
12. 闇山津見神（くらやまつみのかみ、迦具土神の性器から生まれる）
13. 志藝山津見神（しぎやまつみのかみ、迦具土神の左手から生まれる）
14. 羽山津見神（はやまつみのかみ、迦具土神の右手から生まれる）
15. 原山津見神（はらやまつみのかみ、迦具土神の左足から生まれる）
16. 戸山津見神（とやまつみのかみ、迦具土神の右足から生まれる）

出典：カグツチ – wikipedia

この様な経緯で生まれています。
十拳剣の柄からしたたり落ちた血から産まれた神様です。

どのような神様なのかという解説は、軽く調べた感じでは

この二つの神さま(クラオカミとクラミツハ)は、水の調整を自在に操り、国土を潤し、草木の生育と、すべての生物の食料を豊かに繁茂させる神さまで、竜神とされています。古くから農業、林業、水利業者などに信仰されています。

出典：雨を考える

闇淤加美神（くらおかみのかみ）と対をなして雨を司っている竜神とされている。

出典：闇御津羽神(くらみつはのかみ)の意味｜神道：和風ネーミング辞典

wikipediaにも書かれていますが、これくらいの解説しかありませんでした。

主属性が闇なのは「名前」から、
副属性が水なのは「雨を司る竜神」から取ってますね。

タイプも竜神からそのまま。

同時に産まれたとされる「闇淤加美神」もそのうち降臨するかも。
「闇淤加美神」も、

罔象女神（みつはのめのかみ）とともに、日本における代表的な水の神である。

闇淤加美神 – wikipedia

との事。
オカミノカミが降臨キャラになる時は水属性かな？