本日は楽しいエジプト神話のお勉強の時間です。

今回は新フェス限キャラ「アテン」。

アテン、アトン（Aten）は、エジプトの太陽神の一つ。

もともとは夕日を神格化した神で、テーベで祀られていたが、マイナーな地方神の一つにすぎず、これといった神像も神話もなく、どんな神なのか、はっきりした性質ももたなかった。

そのため当初から人々の解釈としては、夕日の神であることから、太陽神ラーと同一視されたが、あまり信仰は盛り上がらず、後には神性が薄れて、天体としての太陽を表すようになっていった。

マイナー神で、ラー信仰の勢いに勝てずに「天体としての太陽」の事を指すようになったみたいですね。

だからアイコンでは球体が中心にあるようです。
可愛い顔(∵ )もある。

別の解説を少し調べてみると、簡単な解説があるサイトを発見。
wikipediaと合わせて紹介。

アメンホテプ4世の妃ネフェルティティはアテン神を信仰していた。
妃の影響もありアメンホテプ4世もアテン神を信仰していた。

一方、当時エジプトで信仰を集めていたのはアテン神ではなく、旧来の太陽神アメンであった。アメンホテプ4世の治世に於いてアメン信仰は全盛期を迎え、アメンを讃えていたエジプトの神官たち（アメン神団）はファラオをも凌ぐ権勢を誇った。

アメンホテプ4世は、アメン神団を抑圧し王権を強化する目的で、自分の名も『アクエンアテン』に改め、アメン神の文字を削った。 王家としてのアメン信仰を停止し、アテン信仰をもってこれに換えたのみならず、他の神々の祭祀を停止したため、多神教ではなく一神教の様相を呈するに至った。

これを「アマルナ宗教改革」または「アマルナ革命」という。

出典：アテン – wikiedia 宗教改革の開始

この宗教改革は、あまりにも急激だったために、アメン神団の抵抗が激しく、最終的に失敗に終わった。

アメンホテプ4世アクエンアテンが失意のうちに亡くなった後、その息子であるツタンカーメン王の時代にエジプトはアメン信仰に戻った。

アテンはアマルナ革命以前の「天体としての太陽」に戻され、アテン信仰は消滅した。

出典：アテン – wikiedia 宗教改革の失敗

存在するだけで光を与える慈愛の神。太陽の一部であり、太陽そのものでもある太陽円盤。

もとは太陽神ラーから分離したラーの一形態であるが、ツタンカーメンの父であるアメンホテプ4世(のちにアクエンアテンへと改名)の時代に突如として国家主神に祭り上げられる。

アクエンアテン以前の時代には鷹の頭をもつ人間の姿などももっていたが、アクエンアテンによって国家神に祭り上げられて以降は人の姿では描かることは決してなく、右図※1のような太陽から無数の腕が伸びている姿が唯一のものとなった。

出典：エジプト神名リスト：アテン
※1 画像はリンク先で確認してください。

「太陽から無数の腕が伸びている姿が唯一」ってのもイラストにしっかり反映されてます。
背景を知ってからイラストを見ると”なるほど”となりますね。

慈愛の神でズバリ「太陽」の化身と言われています。

立場としては太陽神ラーにはおよばず、地方の神々の一人であったところを、ツタンカーメンの父アクェンアテンがどういう理由かは不明ですがこの神を唯一神として崇拝をはじめ、一時期はこの世に存在するただ一人の神となります。

キリスト教でいうヤハウェ、イスラム教でいうアラーのモデルではないかと考えられています。

出典：アテンとアメンについて｜ツタンカーメンアーカイブ

軽くまとめると、その時の王アメンホテプ4世(ツタンカーメンの父)が嫁の影響で信仰し始めて唯一神になったけど、

・アメン信仰勢の抵抗
・信仰者の王の死
・息子のツタンカーメン王がアメン信仰

上記の事もあり、信仰は廃れていったという感じっぽいです。

ちなみに、アテン信仰を封殺した「アメン」は

ラー神と一体化、「ラー＝アメン」としてエジプトの歴史・文明の中心に位置し、エジプトの神々の主神とされた。

出典：アメン – wikipedia

との事です。アテンの次のフェス限はアメンかな…？

話は若干逸れますが、「ネフェルティティ」って名前は一時期よく聞いてた気がする。
と考えていたら、ヒストリーチャンネルのザヒ・ハワス博士がでていた番組で「アンケセナーメン」と一緒に良くでてきた名前だった。